環境、社会、経済に対する取り組みに焦点を当てた2019サステナビリティ・レポートを発表

2020年4月30日
Corporate

2020年4月16日、オーバーンヒルズ(米国ミシガン州):2019年、FCAは将来の成長に向けた基盤を構築し、グローバルモビリティの未来を形成する上で主導的な役割を果たし、すべてのステークホルダーのための価値創出への取り組みを継続するための重要なステップを踏み出しました。

先日発表された2019サステナビリティ・レポートでは、最も顕著な社会的、経済的、環境的成果ならびにFCAが表明した長期目標に関する詳細をステークホルダーに提供します。FCAに関するビデオ・プレゼンテーションは、下記をご参照ください。

https://youtu.be/QkgilQmo6kM

FCAは、企業活動および製品が社会および環境に与える影響を抑制し、環境全体に対するフットプリントを削減する革新的なソリューションを開発するために全力を尽くしています。FCAは、国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs) – 2030アジェンダ」に貢献する責任を担います。

FCAは昨年、世界中の工場で、1台の車両を生産する際の環境への影響をさらに削減しました。2010年と比較して、水の使用量を約40%削減し、CO2排出量を27%削減し、廃棄物を64%削減しました。

FCAは、持続可能な未来の基盤となり、ビジネスをさらに強化する以下の主要なプロジェクトに取り組んでいます。

  • ブラジルでは、160億レアル(約34億ユーロ)に上る新しい投資サイクルが開始されました。これにより、フィアットおよびJeep®ブランドの製品ラインナップを刷新して、中南米最大のパワートレイン拠点となる新しい最先端のフレックスフューエル・エンジン工場を建設します。
  • 中国では、まったく新しいJeep Commander PHEVを発売しました。これは、グローバルに展開するJeepファミリー初の電動化モデルで、急成長を遂げている中国の新エネルギー車市場へ参入します。
  • イタリアでは、電動化を中心に50億ユーロという野心的な投資計画を実行しています。トリノ近郊の歴史的なミラフィオーリ複合生産施設では、新製品の生産に加え、新しいバッテリー拠点が建設され、今後拡大される電動化モデルのラインナップ用のバッテリーを組み立てます。
  • マセラティは、製品の大規模な変革計画を実行しています。これには、新セグメントに参入する製品の発売や、複数の電気自動車およびハイブリッド・モデルの発売が含まれます。
  • 米国では、45億ドルを投資し、ミシガン工場の生産能力を拡大するとともに、最先端の新しい工場をデトロイトに建設し、今年の後半から電動化されたJeepモデルの生産を開始します。ミシガン州南東部では、6,500人の新たな雇用を創出します。

FCAはまた、従業員が生活し働いている地域において、ボランティア活動を通じて社会の活性化と福祉に貢献し、慈善活動を通じて約2,800万ユーロの財政的支援を提供しました。

本レポート発行時点で、FCAは世界中で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する地域社会の取り組みを幅広くサポートしています。この活動には、野外病院設置の支援、学校に通っている子供たちに対する食事の提供、人工呼吸器や個人用防護具(PPE)といったヘルスケア製品のための技術開発、物流、生産活動のサポートが含まれます。

FCAのサステナビリティへの取り組みの詳細は、専用ウェブサイト(www.fcagroup.com)でご覧いただけます。