FCAジャパンは2020年も販売好調を維持

2021年1月14日
Corporate
  • 第4四半期に過去最高の販売台数を記録
  • FCAジャパンの年間シェアは9%超に
  • ジープ・ブランドとジープ・ラングラーは共に過去最高を更新

FCAジャパン株式会社(本社:東京都港区、社長:ポンタス・ヘグストロム)は、取り扱い全ブランド、すなわちジープ、フィアット、アバルト、アルファロメオの昨年の連結販売台数が24,185台となり、2019年実績比わずか2%減だったと発表しました。新型コロナの感染拡大が続く中にあっても、2ブランドで前年を上回る販売台数を達成し、2020年も好調を維持しました。

  • ジープは前年比1.7%増の13,588台となり、過去最高を更新
  • アバルトは前年比2.6%増の3,032台となり、歴代2位の販売台数
  • 昨年、FCAは、8月を除き、輸入車全体の対前年比を上回って推移しました。特に、第4四半期の連結販売台数は前年同期比44%増の7,369台となり、第4四半期としても、四半期としても過去最高でした。また、10月には輸入車市場でのシェアがFCAジャパン設立以来最高の10.7%に達しました。この結果、通期でもFCAジャパンのシェアは9.3%となり、過去最高を記録しました。

    この好業績を支えたのはジープです。ラングラーの販売台数は前年比18%増で、2019年実績に884台上乗せして5,757台となり、輸入車SUV Dセグメントでのランキング首位を盤石の態勢で維持しました。また、FCAジャパンとして初の電動車として昨年10月に導入したジープ・レネゲード4xeを擁するレネゲード製品群も過去最高の販売台数でした。昨年、ジープは月販台数で6回、過去最高を更新しました。

    FCAジャパンのイタリア勢も、逆境のなかで健闘しました。アバルトは新型コロナ感染拡大の中にあっても好調を維持し、6月と7月の二ヶ月連続で各月販台数の過去最高を塗り替えました。その後10月と12月にも各月販台数での過去最高を更新し、年間で通算4回も月販台数記録を更新しました。

    フィアット500/500Cファミリーも、引き続き根強い人気を見せました。日本で発売を開始してから13年目となる昨年も、11年連続で年販4,000台超を達成しました。また、フィアット500Xも、 8月に500X Sportを追加し前年比30%増と好調でした。

    アルファロメオは市場動向にならう形での推移となりました。とはいえ、ジュリアとステルヴィオに設定した新グレードのスプリントは好評で、10月に発売してから大勢のお客様をショールームに集客しています。また、導入から9年目を迎えたジュリエッタも前年を上回る販売台数を達成し、根強い人気を誇っています。

    FCAジャパンの代表取締役社長 兼 CEOのポンタス・ヘグストロムは、この好業績について次のように述べています:「新型コロナウイルスという前例のない困難に直面した一年にあってもなお、FCAジャパンが成長を続けたことを誇りに思います。私たちの好調の要因は3つあります。一つ目が、供給に制約がありながらも、工場、輸送から新車整備の現場まで一致協力して、製品を提供し続けたこと。二つ目がデジタルに軸足を置いたマーケティングで、スキップローンなど魅力的な施策とともに製品を訴求し、新規客をうまく取り込めたこと。そして最後が新CIによる改装を施した販売ネットワークです。ディーラーの皆様はコロナ渦でも投資をやめることなく、お客様のブランド体験向上の取り組みを続けてくださいました。つまり、2020年の好業績は私たちが従来から続けてきた様々な努力の結果なのです。第4四半期の前年比44%増という勢いが今年のスタートダッシュに繋がることを期待しています。」

    以上