ステランティスが2021年第3四半期の業績を発表

2021年10月29日
Corporate

ステランティスの第3四半期総売上高は326億ユーロを記録
世界的な半導体の供給不足には様々な販売施策と矢継ぎ早の新製品導入が奏功し、
業績に対するマイナスインパクトを最小化
年内の業績見通しは維持

  • 連結ベースの出荷台数は前年同期比27%減の113万1000台(プロフォーマベース)。これは2021年第3四半期に計画していた生産台数を30%、台数にして60万台下回るものであり、その主な要因は世界的な半導体の供給不足によるもの。
  • 第3四半期の総売上高は前年同期比14%減の326億ユーロ(プロフォーマベース)で、収益性の高い製品の販売増と、積極的な価格改定によって販売台数減による影響を相殺。
  • 2021年9月末現在の新車の市中在庫は68万9千台で、うち14万8千台はメーカー在庫。

「ステランティスの第3四半期業績は堅調だったと高く評価している。これは、半導体の供給不足に対応すべく、販売及び製造において実行に移された様々な施策と、新型の電動車を含む矢継ぎ早の新車投入によってもたらされたものである。部品の供給問題は不透明感が拭えないが、ステランティスは今年度の業績見通しを維持することとした」

リチャード・パーマー、最高財務責任者(CFO)

新車発表:

第3四半期に発表を行ったのはDS 4、ジープ・グランドチェロキーL、オペル・モッカとプジョー308だった。9月にはグランドワゴニアとワゴニアの販売を開始。同月に新型ジープ・グランドチェロキーを公表し、同ラインアップでは初の電動車となるグランドチェロキー4xeを発表した。

地域別販売実績(2021年第3四半期末現在):

ステランティスの地域別マーケットシェアはEUが32%となり、メーカー別シェアでトップ。アメリカ合衆国はシェアが0.5%伸長して11.5%に。南米は24.4%、ブラジルが35.6%、アルゼンチンは31.0%となり、それぞれの国においてマーケットリーダーとしての地位を維持。マセラティのシェアは新型マセラティMC20の出荷がスタートしたことにより、0.4%改善して2.4%であった。

戦略的パートナーシップ:

当期は電動化戦略を加速する中で、ヨーロッパと北米におけるバッテリー生産能力増強に向けた戦略的パートナーシップを複数締結。その一方で、アメリカの自動車金融大手のファースト・インベスターズ・ファイナンシャル・サービス・グループを買収することで合意。アメリカにおいて確固たる地保を築くために不可欠な金融子会社を取得した。

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全文は下記よりダウンロードください(英語のみ)
https://www.stellantis.com/content/dam/stellantis-corporate/news/press-releases/2021/october/28-10-2021/en/20211028_Stellantis-Q3-2021-Shipments-Revenues_EN.pdf