アルファロメオ・ザウバーF1 チーム、新マシン『C37』を公開

2018年2月22日
Alfa Romeo

2018年2月20日-スイス・ヒンヴィール発-アルファロメオ・ザウバーF1チームは、2018 F1世界選手権に向け、新マシン『C37』を公開しました。『C37』は新レギュレーションへの対応と、アルファロメオ・ザウバーF1 チームによる新たな技術的アプローチに基づく最新のエクステリアを持ちます。

2018年シーズンの開幕に向け、チーム責任者のフレデリック・ヴァスールは次のように述べています。「2018シーズンの開幕が近づき、マーカス・エリクソンとシャルル・ルクレールの2人のドライバーの活躍を見られることがとても楽しみです。また、過去数カ月にわたりチームによる多大な努力が注ぎ込まれた『C37』を本日公開できることを嬉しく思います。経験豊富なマーカスと期待のルーキーであるシャルルは完璧なコンビになると確信しています。マーカスが我々と共に戦うのは4シーズン目となり、彼はその豊富な経験と的確な技術的フィードバックによりチームに貢献してくれています。シャルルについてはF1に至るまでのレースで才能を発揮しており、今シーズンからF1のグリッドに立つにふさわしいドライバーです」

ヴァスールは続けます。「2018年シーズンのチームの目標は明確です。レースフィールドで前線に食い込み、シーズンを通じてパフォーマンスを高めていきます。『C37』の開発には多大なエネルギーと努力を注ぎました。パートナーやファンにはサポートし続けてくれたことを感謝しています。アルファロメオのF1への復帰はチームにとって新たな節目となり、このような歴史あるブランドが私たちをパートナーに選んでくれたことを誇らしく思います。アルファロメオ・ザウバーF1チームとして2018年シーズンを迎えることを嬉しく思います」

アルファロメオの復帰により、モータースポーツの最高峰たるF1の歴史に偉大なるコンペティターが蘇り、また1923年以来、アルファロメオの最高のパフォーマンスを持つモデルに与えられてきた伝説的な「クアドリフォリオ」(四葉のクローバー)エンブレムが再びサーキットに姿を表すこととなります。『C37』のエンジンカバーに付けられたこの幸運の印には、レースの世界に根ざした輝かしい歴史が刻まれています。「クアドリフォリオ」を最初に付けたアルファロメオ車は、1923年にウーゴ・シヴォッチの運転により第15回タルガ・フローリオで優勝した『RL』です。またブリリ・ペリが1925年にモンツァでの第1回ロードレース選手権で優勝し、アルファロメオが獲得した5つの世界タイトルのうち最初のひとつをもたらした『P2』にもこのエンブレムが付けられていました。さらに1950年と1951年にはジュゼッペ・ファリーナとファン・マヌエル・ファンジオがアルファロメオ「158」と「159」を駆り、F1世界選手権でドライバーズタイトル獲得を成し遂げています。この伝説のシンボルがモータースポーツ最高峰のフィールドに復帰することで、アルファロメオのフィロソフィに組み込まれた「強さ」と「成功」はより鮮明に輝き、モータースポーツとその取り組みを反映したプロダクトの両分野において「革新への追求」を世界に示していきます。

テクニカルディレクターを務めるヨルグ・ザンダーは次のように述べています。「本日『C37』を公開できることを喜ばしく思います。2018年シーズンを戦う新マシンはファクトリー全員による精力的な取り組みの成果です。『C37』は従来のマシンに比べて空力学的なコンセプトが大きく変更され、いくつかの新しい特徴が組み込まれています。この新たなコンセプトがさらに多くのチャンスを生み出し、シーズンを通じた飛躍に繋がると確信しています。2018年バージョンのフェラーリ製エンジンにより、パフォーマンスはさらに向上します。これらの進化によりチームの競争力が増すことを期待しています」

なお『C37』は、2018年2月26日から3月1日にかけて、スペイン・カタロニア・サーキットで開催されるウインターテストにおいて披露されます。なお、画像やビデオ素材、チーム首脳およびドライバーのインタビューは、アルファロメオ・ザウバーF1チームの報道機関向けポータルに掲載されています。
(http://www.sauberf1team.com/press)

※当報道資料はFCA社が2018年2月20日に発表したプレスリリースの抄訳です。原文は以下ウェブサイトをご参照ください。
http://www.alfaromeopress.com/press/article/the-alfa-romeo-sauber-f1-team- reveals-the-c37