FCAジャパン、2019年通年で過去最高の販売台数を記録

2020年1月14日
Corporate

 

FCAジャパン株式会社(本社:東京都港区、社長:ポンタス・ヘグストロム)の取り扱いブランドであるジープ、フィアット、アバルト、アルファロメオは2019通年の合計販売台数で

過去最高を更新しました。4ブランド合計の販売台数は、2019年11月末時点で2018年の販売台数を136台上回っており、12月の販売台数がすべて純増となりました。

FCAジャパンの2019年の合計販売台数は24,666台に達し、過去最高記録更新は4年連続となりました。これにより、乗用車市場全体の下降傾向とは一線を画し、前年比で9.9%の増加を達成しています。FCAは、2019年に最高月間販売台数を7か月達成しており、これには、ジープの月間最高販売台数8回更新とアバルトの月間最高販売台数3回更新が大きく寄与しました。

ジープは2013年以来6年連続で台数を増やし、13,360台を販売しました。ジープ・ブランドは、現在FCAジャパンの販売台数の54%を占めています。他方、イタリア・ブランドも好調を維持し、同一モデルをベースとする、フィアット500及びアバルト595/695のシリーズ合計販売台数は、販売開始から12年目であるにもかかわらず、過去最高を更新しました。日本でもことに競争が厳しいコンパクト車市場において、この記録は快挙と言えます。その他の要因としては、ジープ、フィアット、アバルト、アルファロメオの全ブランドでの、限定車を含む商品力の充実と、そして、ブランドの魅力をよりよく伝える、新コーポレート・アイデンティティ(CI)導入のディーラー拠点の拡充が挙げられます。

2019年のジープ・ブランドの年間販売台数は対前年比で16.3%増加しました。2018年に11年ぶりにフルモデルチェンジした新ラングラーは、年間を通じて高い需要に支えられ、5,000台に迫る過去最高の販売台数を記録しました。また、ラングラーは、日本カー・オブ・ザ・イヤー2019-2020において、「10ベストカー賞」と部門賞「エモーショナル賞」の2つの賞を受賞しました。その他のモデルの販売もおしなべて好調を維持し、ジープのフラッグシップモデルである「グランドチェロキー」とコンパクトSUVである「レネゲード」は共に、過去最高を更新しました。新CIに基づいて行われているディーラー拠点の刷新も順調に推移しており、日本でのジープのブランド力の強化に大きく貢献しています。新CIを導入して刷新または新築された店舗数は、2020年1月現在、全80拠点中、57店舗に達しています。ジープでは、これを2020年中に75店舗まで増やす計画です。

フィアットとアバルトも好調な販売を維持しました。特に、アバルト595 / 595Cシリーズは、2,628台を販売して過去最高を更新しました。好調の要因は、アバルト・ブランド創立70周年を記念して、2019年4月から11月に行われたアバルトファン感謝イベント「ABARTH DAY」まで、様々な取り組みを行ったことが挙げられます。70周年記念限定車「ABARTH 695 Anniversario」は、富士スピードウェイで行われた「ABARTH DAY」において、参加台数350台、参加者600名のアバルトファンの前で発表されました。

他方、2019年はフィアット・ブランドとしても120周年を迎えた年でした。2019年、フィアットは120周年記念限定車「Tuxedo」を発表して記念日を祝うとともに、「Tuxedo」を含め全10モデルの限定車を導入しました。そうした一連の施策が奏功し、ローンチ後12年目となる昨年もフィアット500の販売の勢いは堅調で、11月にはフィアット500の日本輸入50,000台を達成しました。

アルファロメオ・ブランドの販売は、輸入車市場と同様のトレンドとなりました。他方、新たに導入されたディーゼルは、自動車評論家と消費者の両方から賞賛をもって迎えられています。ステルヴィオ は695台を販売して導入初年度を上回りましたが、それを支えたのはディーゼルであり、販売台数の半数はディーゼルエンジン搭載モデルが占めました。

FCAジャパン代表取締役社長兼CEOのポンタス・ヘグストロムは、2019年の好業績について次のようにコメントしています。

「2019年、FCAジャパンは再び、輸入車市場の下降トレンドには組せず、力強い成長軌道を維持しました。日本の自動車文化がより豊かになることを目指す弊社のミッションステートメントを革新的なアイデアで実現するために、我々は常に果敢に新たな顧客の開拓に挑んでいます。例えば、活動的な女性ドライバー、若い世代の自然愛好家たち、マニュアルトランスミッション愛好家などに積極的にアプローチし、ジープ、フィアット、アバルト、アルファロメオと暮らすことで広がる生活の可能性ついてコミュニケーションしています。FCAジャパンの販売を生み出しているのは、個性あふれる製品群と、その製品が生み出す本物の体験をお客様に届けてくださるディーラーの皆様です。ジープとアルファロメオの新CIに基づく店舗刷新は順調に進んでおり、フィアット /アバルトも今年は同様に刷新を進める予定です。FCAジャパンは、2020年も独自の成長軌道を続けるべく、新たな製品、革新的なマーケティング施策、そして魅力的な体験を提供していく所存です。」

 

以上